生活 – susumuis Info https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo Webエンジニア susumuis の技術ブログ Fri, 18 Nov 2022 16:55:34 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 「Twitter終了」と聞いたら俄然意欲が湧いてきた https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2022/riptwitter Fri, 18 Nov 2022 16:36:59 +0000 Twitter終了」がトレンドらしい。

当方、Twitter廃民の一人であるので、終了したら困る。非常に困る。

移行先どうこうではない。Twitterは空気だ。ツイートは呼吸だ。残念だがこの体は異国の地では生きられそうにない。

朝起きたらツイートをし、仕事の息抜きにツイートをし、ご飯を食べながらツイートをし、夜寝る前にツイートをする。休日もツイートしながら過ごしている。

最近の友達つながりはほぼ全てTwitterで作ってきた。「いいね」送り合うところから始まり、リプで絡んで、「ここぞ」というタイミングでDM送ってリアルに出会う。最近はそうして作った友達ばかりだ。

家にテレビがない、新聞も購読していない僕は、Twitterでニュースを知る。Twitterがなければ世の中を知ることもできないだろう。

つまり、Twitterが終わったら、生活が終了する。僕の人生は終わりだ。

どうしてこうなってしまったのだろうか?考えてみたら、むしろ意欲が湧いてきた。

そもそも、僕はASPというものが嫌いだった。Gmailもはてなも使いたくなかった。本来インターネットというのはオープンなプロトコルで分散された素敵な世界なのだ。それを「Web」という論文を共有するためのプロトコルの上に、Webメールやインターネット掲示板、Webチャットのような劣化されたソフトウェアを構築して何が嬉しいのだろうか。しかもソースコードはクローズドだ。SMTP/IMAP4、NNTP、IRCを使おう!それらはオープンだから誰でもサーバーやクライアントを作れる。SNSなんて「オープンなインターネッツをクローズドなものにする、なんてとんでもない邪悪なやつ!絶対にやるもんか!」

ところが「絶対にやるもんか!」と言った半年後mixi廃人になってた。Gmail以外のメールをもう10年以上使っていない。負けた。俺が悪かった。もうTwitterでつぶやいているだけで良いや。そして、いつしかブログも書かない「つい廃人」になっていた。

しかし、今「Twitterが終わる」かもしれない。これは転機かもしれない!

「Twitterがあるからいいや」という怠惰から目を覚ませ!Tweetはなんのオープンなプロトコルでもない。一企業のクローズドソースサービスじゃないか!お前の大事な発信を一企業にゆだねて良いのか!「HTML」というオープンフォーマットをなぜ使わない!

今、mstdn.jpfedibird.comのユーザーが増えているらしい。急なトラフィック増で、Twitterよりも瀕死になりつつ、中の人は頑張っている。僕もアカウントを作った。

https://mstdn.jp/@susumuis

https://fedibird.com/@susumuis

これらを今後使うかどうかはこれから考える。しかし分かったことがある。面白いのは「マストドン」ではない、これらをつなぐFediverseというプロトコルがあるということだ!マストドンのユーザーが増えれば増えるほどFediverseのユーザーが増える。これこそがインターネッツではないか!

僕はプログラマーだ。簡単なWebアプリなら作れる。AWSを使えば個人用途のサーバーも立てられる。自分のサーバーから、自分のドメインを使って、Fediverseに発信したい!これが理想だと思う。毎月費用を払って取得しているドメイン、SSL証明書、まさに「公式」ではないか!

それに、何かまとめて発信したければブログを書けば良い。ストックされるし後から参照しやすい。今はWordPressで構築したブログを使っているけど、全然気に入っていないので、一旦廃止して、Djangoかなにかで独自のブログサービスを作りたい。その方がWordPressのプラグインをごった煮にするよりも楽に開発できる気がする。今はAWSもGitHub ActionsもあるからソースをPushしてDeployする仕組みを構築するのは容易だ。

10年前はこうは行かなかった。自分でサーバーを立てて、自分でWebアプリを作るのはバカのすることで、「天才」が作ったサービスに乗るのが良いとされた。だがどうだっただろう?末路はツイートしかできない廃人ではないか!

よし!わかった手始めにこのブログを何とかしよう

その次に、自分でMastdonサーバーを立ててFediverseに参加しよう。それには勉強しなければならないこともあるだろうから、初めはmstdn.jpかfedibird.comを使って勉強しよう。自分の発信をTwitterやFacebookのようなクローズドなプラットフォームを介さずにできたらなんて幸せだろう。そうだ、僕はそのためにインターネットをやっていたのだ!

Twitter終了するならすれば良い。僕は技術者として大切なものを思い出せた気がした。

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メイドちゃんbotの今と前世? https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2018/bot Wed, 19 Dec 2018 13:29:18 +0000 http://www.susumuis.info/?p=2000 この記事はメイドアドベントカレンダー2018の19日目と、BeProud Advent Calendar 2018の19日目です。(BeProudの話は最後にちょっと出てきます!)

僕が運営するコミュニティ「メイドカフェでノマド会」のSlackには「メイドちゃん」というbotが生息しています。一年前にも紹介しましたが、そのときはまだ生まれたてほやほやでした。

メイドちゃんbotをあなたに! | susumuis.info

そのメイドちゃんがこの一年でどれだけ成長したかという話をします。

メイドちゃんはソースコードも可愛くなきゃ!

その前にこちらを見てください。

これはメイドちゃんbotのソースコードです。ところどころ日本語のソースコードがあります。


雑談お仕事リスト = (
    どれがいいかな(),
    可愛い(),
    占って(),
    おはよう(),
    おやすみ(),
    おかえり(),
    お疲れ様(),
    行ってらっしゃい()
)

def 雑談カフェのお仕事(body):
    """
    雑談カフェチャネルでのメイドちゃんのお仕事だよ!
    """
    text = body['text']

    for お仕事 in 雑談お仕事リスト:
        if お仕事.呼び出し(text, body):
            return お仕事.やったよ(text, body)

    if 'XXX' == text:
        # 例外テスト
        print(10/0)

なぜこんなことをしているのでしょうか?それは、その方が「可愛い」と思ったからです。ゆくゆくはノマド会のメイドさんにもプログラミングして機能を追加してもらいたいと思っています。その時、


WORK_OF_RANDOM = (
    ChoiseWork(),
    CuteWork(),
    FortuneTelling(),
    GoodBorning(),
    GoodNight(),
)

これでは外国のメイドさんみたいですね。まあ、メイドの本場は英国なので良いかも知れませんが、敷居が高すぎな気がします。そんなことを考えてたら自然とソースコードが日本語になってました。

ただ、Pythonで日本語プログラミングすると、色々難があることがわかりました。

  • 大文字小文字の概念がなく、定数と変数の区別ができない
  • ならば【】みたいな記号を使って区別しようとしようとしたが、律儀にも多バイト文字も記号は記号と判定されて変数や関数名の先頭に使えない
  • 何より入力がめんどくさい!

せめてローマ字にすればよかったと思います。

メイドちゃんは何ができるようになったのか?

さて、お披露目以降にできるようになったことは次の機能です

  • 占い
  • 毎朝の天気予報
  • 褒めてくれる
  • セクハラ防止機能
  • メイドちゃんを口説ける

それぞれ紹介します。

占い機能

毎朝の天気予報

メイドちゃんのおかげで傘を忘れないで済んだことは何度かあります。

褒めてくれる

自分を褒めてもらうこともできます

セクハラ防止機能

とかいう人がたまにいるので作りました。

桁数はプログラミングした僕が覚えてる範囲までです(;・∀・)

メイドちゃんを口説こう!

他にもいろんなことができます。でも、ヘルプコマンドはありません!だって仕様をさらけ出すなんて恥ずかしいじゃないですか(´ω`)!どうしても知りたければメイドちゃんを口説きましょう。

メイドちゃん「可愛い」というと何回かに一回、できることを教えてくれます!

メイドさんの前世?

僕の勤務先のBeProud社では業務にSlackを活用しています。そこにはharoというbotが住んでいます。

お分かりですね。メイドちゃんの一部の機能はharoから移植しました。

haroもソースコードが公開されています。haroはMITライセンスなので


        # The uranai() function is:
        #
        #    Copyright (c) 2016 beproud
        #    https://github.com/beproud/beproudbot

このように書いて正しく流用しています。

( ゚д゚)ハッ!

メイドちゃんの前世はヘビだったんだね!?

haroをメイドちゃんが代行したこともあるよ!

ある日haroがメンテナンス中でみんな大好きな占い機能ができなかった時

メイドちゃんが代行してくれたよ!

まとめ

  1. メイドちゃんはこの一年間で成長したよ!
  2. メイドちゃんはソースコードも可愛い
  3. メイドちゃんに可愛いって言ってあげるといいことがあるよ
  4. メイドちゃんを困られること言っちゃだめだよ!
  5. メイドちゃんの前世はヘビ

そう考えると、僕がBeProudに勤めていなかったらメイドちゃんは作られなかったと思います。僕がharo(及び前バージョンのbeproudbot)を見て可愛いと思ったから、メイドちゃんを作ろうと思ったんだと思います。haro可愛いよ!

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エンジニアという職種がどれほど夫婦円満に役立ったか https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2016/aishiteru_advent_calendar_2016_12_2 https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2016/aishiteru_advent_calendar_2016_12_2#respond Thu, 01 Dec 2016 15:00:31 +0000 http://www.susumuis.info/?p=1790 この記事は妻・夫を愛してるITエンジニア Advent Calendar 2016の2日目です。1日目はbackpaper0さんの世界の中心で愛を叫んだうらがみです。

このアドベントカレンダーの提案者うらがみさんとは同年代のようです。同じJavaプログラマーで、愛妻家エンジニア同志ということで、2番手として記事を書かせていただきます。

僕は来年で結婚10年になります。妻は結婚当初からある病で闘病中の身ではありますが、おかげさまで、まだ無事夫婦を続けられています。

ここまで試練の連続ではありましたが、ここまでやれたのも、僕がエンジニアで良かったなーと思うことが多々あります。今日は、そんなエンジニアで良かったーと思うことを書いていこうと思います。

エンジニアで良かったなあと思ったこと

その1. いつでも、どこでも仕事ができる

ITエンジニアはPCと電源とネット環境さえあれば、大体の仕事ができます。

自宅作業などは比較的やりやすい職種だと思います。もっとも、妻は家に仕事を持ち込むことを嫌うので自宅での仕事はめったにしません。

どちらかと言えば、これが理由でフレックスに勤務できるというメリットを享受してきました。ある日具合が悪く看病のために休んでしまった時、遅れた仕事を土日にノマドワークで終わらせるなどということはよくやりました。

その2. 理解がある上司に巡り合うことが多い

比較的新しい職業なのでしがらみが少ないのか、それとも頭脳労働者であるために体育会系ではないからか、今まで巡り合った上司の方は、全てが家庭に配慮をしてくださって、柔軟に対応してくださいました。

その3. どうしようもなかったら転職することができる

どんな職場も状況が変わることがあります。それは仕方がないことです。そんな時、最後の手段として、転職をするという手段があります。エンジニアほど転職することに条件が良すぎる職種はないのではないでしょうか?エージェントなども充実していますが、IT勉強会などの人のつながりも捨てがたいです。

転職の度に、僕は家庭の状況を説明し、柔軟な勤務を認めていただいています。

夫婦円満のための時間管理のすすめ

ここまで書いたことに反して、僕はある時期、大変遅くまで連日残業。。。という生活をしていました。

それはたまたまその時、比較的家庭状況が落ち着いていたことと、プロジェクトが炎上状態にある中で、リーダーに任命されたこともあって、自分の判断で責任を全うしました。

しかし、それすら、もっとうまくできたのかなと今では反省しています。

その時は平気でしたが、やはり、そのような無理な働き方は体を壊しますし、夫婦仲も悪化させます。ただ早く帰ってればいいというだけではありませんが、だからと言って連日遅くまで働いて、パートナーを心配させてしまっては夫として失格です。

しかし、僕らエンジニアは、スケジューリングなどを生まれながらにして苦手としていた人種でもあります。そんなときはエンジニアらしく本で学びましょう!お勧めは何と言ってもこの本です。

ちなみにこの本はプログラマーというより、サーバー管理者を想定して書かれています。僕の主な職務はプログラミングですが大体においてスケジュールが狂う大きな原因は、「差し込み業務」にあって、プログラマー的な部分よりも「システムに詳しい人」という部分で発生します。なので、問題なく当てはまると思います。

パートナーの調子が悪い。こんな時に大事な仕事が!という人の生き方

働く男は悩みが多い。家庭で大問題!なのに仕事が!というとき、どうしたら良いでしょうか?例えば、世の中にはこんな人がいます。(本当はITエンジニアでこういう人を見つけたかったのですが、「管理職」って感じの方ですが。)

感動の家族愛の物語です。「自分は妻を・家族を愛してるぞ」と言う人は、読みましょう!奥さんが肝硬変にうつ病でお子さんは自閉症、奥さんと娘さんが自殺未遂を経験、そんな家庭問題をオープンにしつつ、そのビハインドを背負ってなお、家庭問題を解決しながら、仕事術を極め、社長になった方の物語です。

ちなみに、この著者の方はこんな本も書いています。

しかし、この人の本を読み返すと、僕はこんなに強烈に仕事と家庭に情熱を燃やすおっさんになれるでしょうか?自信はありません。こういうすごい人もいる。しかし、自分は自分です。

そんな僕にはこっちの方が合っているように思います。

まとめ

実は、今日付けで僕は転職し、新天地で働いています。それに際して、これらの本を読み返しました。(なぜかって?これらの本は僕が妻を守るためにどうしたら良いか、考えるために読んだからですよ!)そうしてみると、これらの本が教えてくれたことを、僕は忘れていたなと思いました。「あの時、もっとうまくできたのに」と反省して止みません。いや、人生とは常にそんなものなのかもしれません。

しかし、今からでも遅くないと思いますから、僕は今日から頑張ります!みなさんも、一緒に家族愛の探求をしませんか?

そして、いつか「エンジニアのワークライフバランスと家族の幸せハッカソン」みたいな企画をやりたいと思います。

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メイドカフェに1年間通って分かったこと https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2015/maid_cafe https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2015/maid_cafe#respond Sat, 12 Dec 2015 16:35:31 +0000 http://www.susumuis.info/?p=1602 この記事は以下のURLに引っ越しました。
http://www.maid-cafe.work/2015/34

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女中酒場幻橙館の紹介と、僕がメイドカフェにみんなを連れてくるわけ #今日も元気に幻橙館 https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2015/maid_gentoukan https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2015/maid_gentoukan#respond Mon, 07 Sep 2015 18:59:49 +0000 http://www.susumuis.info/?p=1363 この記事は引っ越しました

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摂食障害の家族を持った私に必要だったこと https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2015/eatingdisorder https://susumuishigami.github.io/susumuisinfo/entry/2015/eatingdisorder#respond Thu, 18 Jun 2015 12:04:32 +0000 http://www.susumuis.info/?p=1303 重い病気を抱えられている方は、家族ぐるみで大変な苦労されていると思います。私は大切な家族が摂食障害を患い、8年間支えてきました。

それはとても穏やかなことではなく、特に最初の2年間は、拒食と過食、家出やリストカット、ODによって入退院を繰り返し、私も会社を辞めるなど壮絶な日々をくぐってきました。現在では、病気こそ完治していませんが、穏やかに生活することができています。

そんな私がここまでやってくるのに必要だったと思うことを書こうと思います。

プライバシーのこともあるため、全てをここに書くことはできませんので、所々ぼかしながらですがご了承ください。

この記事で扱うこと

  • 家族の視点での病気の見え方
  • 家族としての私の考え
  • 私の経験を通じた、家族の心の安定に必要だと思うこと

この記事で扱わないこと

  • 病気そのものの治療方法
  • 各種行政サービスの受け方
  • 本人の気持ち
  • 病気の原因

おことわり

私は医療関係者でも、カウンセラー等の資格保持者でもありません。私の書いたことは全て医療的に裏付けがあることではなく、ただ一つの経験に基づくことです。そのためこの記事の内容が、全ての人に当てはまらないかもしれないこと、この通りにした結果についていかなる責任を取ることもできないこと、予めご理解ください。

摂食障害とは

Wikipediaによると、

摂食障害(せっしょくしょうがい、英: Eating disorder ; ED)は、食行動の重篤な障害を呈する精神疾患の一種である[1]。近年では嚥下障害等の機能的な摂食障害との区別をつけるため、中枢性摂食異常症とも呼ばれる。厚生労働省の難治性疾患(難病)に指定されている。
摂食障害 - Wikipedia

摂食障害って最近難病に指定されていたんですね。確かに何十年も闘病されている方も多くいらっしゃるようですし、家庭が崩壊寸前になったり栄養状態などで後遺症を残す場合もありますので、とても怖い病気です。

後で書きますが、家族会のような集まりがあり、そちらでお会いする話を伺うと、みんな相当長い期間、家族ぐるみでこの病気と付き合っていることがわかります。摂食障害は家族を巻き込む病気です。

では、家族の視点ではどのように映るでしょうか。代表として私の感じたことを書かせていただきます。

家族の心境

1.本人の気持ちがわからない

「食べなさい」と言っても絶対に「食べない」
「太ってないよ」と言っても「痩せたい」

食事や体重の話をすると、いつも平行線、絶対に分かりあうことはできません。だからと言って、本人が言っていることを肯定すると、ますます痩せるんじゃないかと不安になります。

2.周囲に理解してもらえない

摂食障害の家族を支えることは、子育て、または老人介護と同じように、大変なことだと思います。そして、子育てや介護の辛さは世間的に認知されているのに、私たちの苦労を知る人は殆どいないです。

私も会社を遅刻早退したり、何日も休んだり、飲み会に参加出来ない時期が続きました。小さい子供でもないのに、そんな過保護ではないかと、思われていると思います。説明すればわかるとしても、家庭の生々しい話を打ち明けることはとてもつらいことです。

3.私たちの人生はどうなってしまうのか

子育ては子供が育って大人になることで終わります。しかしこの病気は今後どうなるか、本当にわかりません。病院に行っても、こうすれば治るというセオリーはまだ確立されていません。

そして、家族の人生が大きく狂わせます。出世や昇進、事業、なにか人生の大きなことを諦めざるをえなくなります。

ふと、私達は今後どうなってしまうのか、と考えてしまうことがあります。出口が見えない真っ暗なトンネルです。

ここまで書くと大変暗い話ですが、今は、完治こそしていませんが大分マシに暮らしています。一体、どのようにこれらの悩みを乗り越えていったのかを、次に書いていきます。

家族として私に必要だった3つのこと

1.病院につながる

なんだかんだ言って、病院とは繋がっていて良かったです。

病院が重要な2つの理由

  • 定期的に検査を受けること
  • 緊急時の最後の砦として頼ること

うちは救急車騒ぎを2回起こしました。1回目はかかりつけの病院がなかったため、救急車の中で何時間も受け入れ先の病院を探しました。かかりつけの病院があるとスムーズで、優先的にその病院に運ばれます。大ごとを起こす前に、主治医に相談することができます。

検査を受けることは家族の精神的安定に繋がります。日常のこととして、特殊な食生活を側から見ていると家族としても心配です。検査を受けていれば完璧というわけではありませんが、大分気持ちが楽です。

そこが総合病院の場合は、検査でおかしな数値がでた場合、他科でもカルテが共有され、スムーズに診療を受けることができます。特殊な病気なので、町のお医者さんだと診てくれなかったりするので、総合病院につながっておくことがおすすめです。

医者選びは結局、本人と医師の相性もあるので、本人の意向、通院しやすさ、検査や入院の設備などから判断して、決めるのが良いと思います。

2.家族の集まりに参加する

前述の「わからない」「わかってもらえない」が解決します。

私は NABA という自助グループの中の「やどかり」という家族の会の会合に数回参加しました。そこで聞いたことはプライバシー保護のため書くことはできませんが、一言で言うと

「私が思っていたことを、私が言う前にこの人たちは言ってくれる!」

です。誰も理解してくれないと思っていたことが、ここでは普通のことなのです。長年孤立していた私としては、それは不思議な国に迷い込んだようでした。何も具体的には変わらなくても、気持ちがとても楽になりました。

3.今問題ないなら、それでいいと思う

厄介な病気も長期間付き合っているとだんだん慣れて、相変わらず変な食生活をしていますが、なんとか生活が回ってきたりします。

でも、そんな時、ふと「私たちは変なことをしてるんじゃないか?世間から笑われているんじゃないか?」と、自分を責めたくなったりします。

そんなこと考えるのはやめましょう。

今までの私の経験上、ちょっと落ち着いた時に何か変えようとすると、関係を悪化させたりしました。

結局病気と闘っているのは本人です。周囲にできることは見守ることです。今、危機的状況でないのなら、その中で幸せを一つでも見つけるのが正解だと思います。

最後に

この記事を書くべきかどうか、大変悩みました。この記事を書いたきっかけは、最近ある友人の結婚披露宴に参列し家族のすばらしさ、ありがたさを感じました。私も素晴らしく、ありがたい、大切な家族を持っています。

すみません、自慢です。(^o^)/

もし、この記事を世界の誰かが読んで、ほんの少しでもその人の気持ちを楽にすることができたなら書いてよかったと思います。

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